偽りのドラグーン 2


偽りのドラグーン 2

偽りのドラグーン 2 (電撃文庫 み 6-25)

楽しめました。
安定した面白さがあって良いですね。


今巻くらいは学園ものになるのかなと思っていたのですが、早々と戦端が開かれたなという印象です。
展開が速いのは嬉しいのですが、長くは続かないのかなと思ったりも。


ジャンの慢心に関しては、ちょっと唐突に感じたりも。
こんなキャラだったけなと。
ただ、それを絡めたティアナとの絆を作る展開は王道的で楽しめました。
ジャンとの出会いや前のパートナーとの過去といったものが明らかになり、ティアナの思いが丁寧に描かれるのも良かったです。
素直になれないティアナは可愛らしいですしね。


クリスとのやりとりの方が個人的にはニヤニヤしてしまいますけど。


スパイの正体は1巻でもチラッと表現されていたので、やっぱりなという感じです。
これからジャンとどんな風に関わっていくのか楽しみで仕方ないです。
続きが早く読みたいです。


それにしても、アマダスが憐れだな。
嫌なキャラではあるのだけど、ヴィクトルとの因縁と今後利用される運命をあわせると、どうしてもそう感じてしまいます。