SHI-NO-シノ- 君の笑顔
最後の志乃ちゃんの笑顔に全部もっていかれてしまったな。
友達と待ち合わせすることにさえ驚かされてしまうというのも普通に考えると変なことなのだよなとも思ったりも。
志乃ちゃんをここまで変わらせた「僕」の存在感の大きさを改めて思い知らされました。
何はともあれ、「僕」と志乃ちゃんの幸せな姿で最終巻を締め、良い物語でした。
物語としては、ミステリーというよりも"人と人の理解"といった点に重点を置かれていたのかな。
そのため、ミステリー要素が期待していたほどでなかったのが残念。
志乃ちゃんと綾瀬シンの出会いがミステリーとあまり絡んでこなかったのが、特にかな。
志乃ちゃんの変化が重要である以上、コレは仕方ないのかなとも思いますが。
次回作はまだ未定との事ですが、楽しみに待っていたいと思います。