断章のグリム ８ なでしこ･上
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面白いな、そしてなんとももどかしい。
今回の泡禍はハッキリとした形でなかなかと現れてくれないので、どう判断したものかがわかりにくいです。
前回のように、泡禍だと思っていたら関係ないということもありましたし。
どこからどこまでが「なでしこ」の物語なのか。
「なでしこ」という童話自体になじみが深くないからということも、今回の泡禍を分かりにくく思える要因になっているのかな。
分かりにくいと思いながらも、「なでしこ」を構成する記号という意味では簡単に当てはまるものが多いというのも裏をかかれそうな予感がして、疑心暗鬼になっている部分もあるのかと。
千恵という存在が今回にどう絡んでくるのかも考えてしまいますし。
単なる再登場なのか、重要な配置に着くのか。
色々と考えてしまいます。
下巻が待ち遠しい。
