シフト 3 世界はクリアを待っている

シフト〈3〉世界はクリアを待っている (電撃文庫)

面白かったです。
空のシフトする際に苦痛を伴うことの問題を解決することを通して、過去が描かれる形で興味深かったです。
痛みの原因、サラとリカルトの確執といったことが繋がり、明らかになる構成で読み終わってかなりスッキリとした気分になりました。
こういう風に過去が明かされるとも思っていませんでしたし。

過去が明かされるとともに、シフト世界の存在そのものに対する謎といったことも提議されていてますます物語としては深まっていくように思えました。
これも長いシリーズになるのかな。
だとしたら、そのほうが嬉しいので問題ないです。
ソラがリカルトのもとに保護されたということも今後の展開としては興味深いですし。
サラの正体は気づいているだろうし、今後どう行動するのか楽しみ。
次巻にも期待です。

サラを演じている祐樹を想像するのは難しいなと思ったり。