日曜日のアイスクリームが溶けるまで


日曜日のアイスクリームが溶けるまで

日曜日のアイスクリームが溶けるまで

初恋の相手との思い出の場所を訪れた京子は、その相手と再会を果たす。
ただ、当時の10歳のままの彼と。
そんな彼と過ごすうちに京子の心は10歳のころへと逆行していく。


とのことなので、甘酸っぱい恋の物語なんかを想像しちゃったりしていたわけですが。
読むのがつらかった…
あまりにも京子の行動が痛々しすぎて。
もっと幻想的なストーリーを期待していたというのもあるでしょうし。


アイス君という存在は幻想的な世界というものを感じさせてくれます。
ただ、その世界へと京子が迷い込むみたいな感じはしなかった。
京子は幻想的な世界に入り込んだのではなく、現実世界から逸脱というか脱落した印象。
幻想的な物語が好きな自分にとってはそこが残念。