みんなのヒ・ミ・ツ 2


みんなのヒ・ミ・ツ 2

みんなのヒ・ミ・ツ 2 (GA文庫)

面白かったです。
正直1巻限りの面白さかなと思っていたのですが、2巻も楽しんで読むことができました。


沙紀や梢と繰り広げるラブコメにはニヤニヤが止まりません。
ヒミツが良い具合に作品を盛り上げているなと。
"ヒミツを握られていて仕方なく"を装って、なかなか素直になれない沙紀が可愛らしいのなんの。
思い切って想いを伝えても、本当の想いに気づかない鈍感な和人にはヤキモキしてしまいますが、そんなところも楽しいなと感じます。
妄想癖のある梢の行動にも楽しまされますし、和人に魅かれていく様子も良かったです。
やはり主人公に好感が持てるのは良いですね。


今巻からの唯とのラブコメに関してはちょっと強引に感じてしまった部分もありました。、
それに、今回のヒミツが生死に関わってくる問題なだけに前回よりはシリアスぽかったのも原因かな。
そちらに主眼を置いていたので、ラブコメ的展開についていけなかったのかも。
あくまで"ぽく"で、気楽に楽しめる作品でしたが。


これは3巻はでるのかな。
ぜひとも続きを読みたいのだけど。
気になるのは、ほのかとの関係をどうするのかかな。
鈍感なために気づいていないだけで和人と両思いというのが、もどかしい。
ただ、沙紀のほうが和人に対する想いが良く描かれているだけに、そちらを応援したくなってしまいます。
これからの和人たちの関係が変化していくのか気になります。