恋する乙女と守護の楯-The shield of AIGIS- (上)

ゲームのノベライズ作品。
珍しく原作をプレイしたことがあったので読んでみました。
分岐のあるゲームのノベライズて難しいのだろうな、と思いました。


内容は原作に沿った形で一部のイベントを抜き出してというもの。
多少アレンジは加わっているとはいえ、ほぼ原作と変わらないので内容を知っている立場としては新鮮味はないです。
ゲームの宣伝兼ねてなので、大胆なアレンジとかは無理なのだろうな。
個人的には穂村有里で全編でも問題なかったのに。


あと、描写が足りなすぎなような。
ページ数に限界がある以上、全てのイベントを書くことができないのは仕方ないと思います。
ただ、書かれたイベントに関しても絵に頼ることが出来ない部分を補えてなかったように感じました。


上巻のラストを読む限り、下巻からはオリジナル要素が増えるのかな。
各ヒロインがどのような行動に出るのか興味はあるので、期待する気持ちもあったり。
妙子を巡るラブコメになったら良いなとか考えてしまうので。
ヒロインを絞らないことでどの様に事件が進むのかも気になりますし。


女性キャラを削るわけにはいかないことは良くわかっています。
それでも、笹塚が登場しないことが残念で仕方ありません。