超人間・岩村
岩村たちの熱い物語が良かったです。
暑苦しいと感じるほどの岩村の熱さが良かったというのももちろん、それに協力するほかのメンバーも充分熱くて楽しめました。
ただ、最初の柔道部のストーリーが一番熱い展開に感じてしまったため、メインの演劇部のほうがちょっと物足りなく感じてしまいました。
「不可能を可能にする」ではなく「可能かどうか確認する」という展開なので、演劇で人を魅了するという課題の正否が分かりづらいものだったからかな。
精一杯やっている感じは伝わってくるのですが、物足りなさも。
それによって敵役であるはずの秋山が障害になりきらなかったのも盛り上がりきらない要因になってしまっていたような。
あと、エピローグに岩村の過去を持って来た意図が良くわからなかったり。
端々に過去についてうかがわせるところはあったので唐突というわけではないのですが、最後に描く必要あったのかなと。
出だしは熱いシーンとふざけたシーンとで面白かったので、後半の失速が残念。