マギ・ストラット・エンゲージ


マギ・ストラット・エンゲージ

マギ・ストラット・エンゲージ (電撃文庫)

あまり面白くなかったです。
盛り上がりに欠けていたことが要因かな。


主人公が魔術界の戦いに巻き込まれるわけですが、単に巻き込まれただけでストーリーとして先が気になる展開ではなかったです。。
敵が現れたから戦うというだけなのがな。
敵の目的に関しても、蠱毒の法と序盤で明かされちゃっているのでそれを考える楽しみもありませんでしたし。
最終決戦にむけてのシーンあたりは楽しむことが出来たので、最終決戦でもっと熱い展開を繰り広げてくれればもっと楽しめたかなとも。
結構大きなものを占めているのだと思う主人公たちの信頼関係の描写がもっと盛り上がって欲しかったです。


魔術と魔術機構の関連性についてがハッキリしていなかったのがひっかかったりもしました。
セロの魔術機構に対する抵抗力があるのは魔術を使える素質も持っているからという説明では消化不良です。
そこらへんの理由がもっとあって欲しかったです。
色々と設定等の説明があったほうが楽しめるタイプなもので。


紹介文の主人公がツッコミに忙しいというのは違うような。
そのような描写は少なく感じました。
ギャグをちょっと期待していたのにな。