超鋼女セーラ ソラの恋人、あの娘のトクベツ


超鋼女セーラ ソラの恋人、あの娘のトクベツ

超鋼女セーラ ソラの恋人、あの娘のトクベツ (HJ文庫)

相変わらずのイチャイチャっぷりでした。
容姿だけでなく、性格のほうも幼い状態になっていたので普段以上に甘えていたなと。
ただでさえ、甘々の関係なのに酷いことになってましたよ。
お姫さま抱っこをねだるとか可愛らしいですね、ほんと。


今回の敵である亘理高校側は随分と分かりやすい悪役でした。
ここまであからさまなキャラはこの作品では珍しいなと。
おかげで、エイミーに対する印象の悪さが緩和されていたような気もします。
エイミーの千美絵とサァラに対する復讐も描かれていましたが、エイミーの征爾に対する想いや不安から来る行動のため嫌な印象がなかったです。
千美絵と征爾のライバル関係というのも楽しみの要素になってしましたし。


そして、千絵美の告白が良かったです。
振り向いてもらえないとわかっていながらも、今の想いを精一杯ぶつけた姿は輝いていました。
今巻の各所で見せた勇気というものが千美絵にとっての糧になっていくのだろうなと思うと、これからの活躍にも期待してしまいます。


全体としてのストーリーは、あまり進んでいないような。
徐々に明らかになっている部分もあるので、続きに期待したいです。