吸血鬼のひめごと 3 The Sercret of the Wish

このシリーズの最終巻なわけですが、何と感想を書いたものやら。
この終わり方が一番しっくりくると言えると思います。
レレナに"今"の生活が戻ってきたわけで、ハッピーエンドなのだと思う。
けど、この結末のつけ方がどうも受け入れづらいです。


作中でレレナが貧である舞と、その願望から生み出されたツキシマにたいして本物だと理解を示した部分がこの結末に対して受け入れづらいものにしてしまっているのだと思う。
2人が思い合う気持ちは本物なのかもしれないけど、それをレレナが認めてしまうというのがどうしても納得できないというのが素直な気持ち。
それにそう理解したのならその時点で戦いはやめられなかったのかと。
戦いをやめて、今も得るという選択肢はなかったのかなと思えてしまうのです。
最後まで、貧には悪役を貫き通してくれたほうが個人的にはスッキリしたと思います。
どうしても後味悪く感じてしまって。
なんとももやもやが残る。


たまって結局あれで説明全部なのか。
凄いとしか。


千霧は良いキャラだったと思う。


ツキシマさんの戦闘シーンは心躍る。