ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章


ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章

ウェスタディアの双星―真逆の英雄登場の章 (電撃文庫)

正直序盤はちょっと退屈に感じてしまったのですが、後半はとても楽しめました。
どうしても劣勢の状況からひっくり返すというのは読んでいて気持ち良いです。
もうちょっと突き抜けたものも欲しいとも思わないわけではないですが、堅実な作品として進んでくれれば楽しめそう。
まだ1巻なので、これからどう物語が転がっていくのかに期待したいです。
レオーネ、アルベルトの活躍が良かったので、今度はチェザーリの手腕ももっとみせて欲しいなと。
それと、ルシリアがなんだかんだで大活躍だよな。
カリスマ性というか、保護欲掻き立て過ぎです。


第一章の前の文章が、微妙に引っかかっていたり。
異世界と言いながら時と場所しか変えなかったのは意味があるのかなと。


初めてこの著者の作品を読んだのですが、凄く丁寧な文章という印象。
読みやすいというのもあるし、ちょっとむずがゆいという思いも。