修道女エミリー 鉄球姫エミリー第二幕

面白かったです。
前巻はストーリー展開のあまりの暗さに読むのが辛かったのですが、今巻はとても楽しめました。
続きを読んで良かった。


上記のような感想を持てたのは全て読み終わった後なわけで、かなりビクビクと読み進めていました。
前巻の印象が強すぎて、いつ死ぬ、いつ死ぬ、いつ死ぬロッティは、とずっと思っていました。
いつ来ても大丈夫なように心の準備をしていましたよ。
まぁ、そんな心配は杞憂に終わってくれたおかげで、楽しめたと言えるのですが。
嬉しい期待はずれになったわけですが、これは続きのために溜めてあるだけだったりしたら本当に鬱ですね。


ストーリーに関しては、前巻とは大きく違うなと本当に思いますね。
作品の雰囲気とかは変わっていないのですが、展開の明るさだけでこうも感じるものが変わるのかと。
最後の戦闘はちょっと強くなりすぎのような気もしなくはないですが、熱くなれたので良かったです。
前巻は悲壮感のほうが強くて、そこらへんはあまり楽しめなかったもので。


キャラクターのやりとりに関しても、今巻のほうが楽しめたような。
エミリーの下品さがもう気にならなくなったのと、優しさがそれなりに前面に出されていたのも良かったのかな。


続きが出るのなら、今巻のような感じだったら読みたいなと思います。
前巻のように戻るのなら、ちょっときついなぁ。
とりあえず、楽しみにして待ちます。