マルティプレックス 彼女とぼくのコミイッタ日々


面白かったです。
というよりは、続きが気になると書いたほうが正確かな。
完全に単発ものだと思っていたのですが、続き物なのですね。
この1冊でも楽しめたのですが、続きを読まないとなんとも。
これから物語が始まっていくのだと思うし。


仮想空間でのゲームと現実世界のリンクということで、よくあるような題材。
正直、最初のほうは物足りないと思ってしまいました。
つまらなくは無いのだけど、もう一ひねりというか何か欲しいなみたいな。
現実世界とゲームの世界が完全にバラバラに動いていて、関連性とかが無かったからかなぁ。
まぁ、ゲームの世界に現実世界の情報を持ち込めないというルールがあるからこそなのでしょうし、それがないとそれはそれでつまらないでしょうし。
ただ、それぞれの世界自体はともに楽しめました。


興味が出てきたのは、ゲームの世界へ現実世界の情報を伝えようとし始めたところからかな。
とくに、現実世界のマオと連絡がついてこのゲームに参加する理由が明らかになったところから一気に面白みが出てきたかと。
そんな参加理由があったのかと。
ただ、この巻だけでは現実世界についてはコレ以降の話が少しだけ。
ここから、本当に物語は始まっていくのだと思う。
ゲームの真相だとか、現実世界での問題だとか。
最初に書いたとおり、やはり続きが気になるとしか。


勇太郎がゲームの世界に現実世界の情報を持ち込んだ方法については、僕は真似できないなぁ絶対。