モノケロスの魔杖は穿つ３

モノケロスの魔杖は穿つ〈3〉 (MF文庫J)

ヒロに恋心を持ち始めた律に期待しまくりの3巻。
そして、復活するブラコン霜夜がどうかかわってくるかも興味津々な3巻。
ということで待ち遠しかったのですが照れる律や、上手く感情を表現できない霜夜、そしてそれに巻き込まれるセシリアの様子にニヤニヤが止まらないですね。
いつもどおりの一癖も二癖もあるキャラクーたちの会話も面白いですし。
今巻も面白かったです。

というような、普通の感想で終わらせてもらえないのがこの作品。
もうね、展開とか衝撃的過ぎます。
序盤から、今までの予想みたいなものに対して違和感を生じさせてくれるのですが、ヒロの正体が明らかになったところで最大限に。
完全に予想外な真相にただただ唖然としてしまいました。
まさかという感じですよ、本当に。
そうキャラクターが絡んでくるのか。

真相それ自体でも驚きなのですが、最初にあげた3巻の僕の期待していたところと合わせますと酷すぎるとしか言いようがないです。
いろいろと期待してしまっていたのですが、こんな展開になってしまうなんて…
普通な展開を期待してしまった僕が甘すぎたのでしょうか。
でも、これはこれでどうなるかが楽しみなわけですが。

他にも色々な面での衝撃的な事実が明らかになって興奮が冷めません。
トリンキュローがどうしてそこまで必死なのかとかも気になるし。
特に最後の引きなんてもう、続きが気になって仕方がないじゃないですか。
先がまったく読めないですしね。

とても面白かったですね、興奮しっぱなしで読んでしまいました。
次巻も楽しみすぎますよ。