樹海人魚


樹海人魚

樹海人魚 (ガガガ文庫)


いつもながら、読みにくいー。
唐突に入ってくる文がなんとも。
文章の流れを理解するのが大変。
最初は考えようとするのだけど、最後のほうになるともう諦めているのですよね…


いつもながら、奇妙なキャラクターだよな。
何を考えているのだかよくわからないのだけど、面白いと思える部分もあるのだから不思議。
設定のほうも変な感じだし、
赤い糸で結ばれた人魚を操って戦うというところになんかロマンチックだなぁとか。
でも、その人魚の能力が全てを反転する力だから重力も反転してしまって天井を歩かないといけないとか。


ストーリーに関しては、後半わけがわからなくなってしまいました…
最初に書いたように諦めはいっていたからかな。
読み直さないとだ、というか読み直してから感想書くべきなのか。
なんだろう、能力云々とか対立関係とかの部分が?状態です。
おかげで正直楽しめていないのですが。


ただ、最後の最後でそんなものを吹き飛ばされてしまったというか。
本当に最後の文章が素晴らしすぎて。
人魚の能力がここで完全に生きてきているし。
もう、こんな表現を最後に持って来られたらつまらなかったなんて言えませんよ。
完全に僕の心をつかみました。
これが詩的とか言われる由縁なのかなとか思ったり。
最後の文章に関しては本当に最高です。