戦う司書と荒縄の姫君


あぁ、ノロティが…
この作品では少ない素直な性格で気に入っていたキャラクターなのでショックです。
エンリケがいるから大丈夫だという思い込みもありましたし。
最初にノロティの死を宣言されてしまいページをめくるのが怖い、だけど続きが気になる。
そんな心境で読み進めました。
ノロティの死はショックなのだけど、面白かった。


どんなことがあっても、世界は自分のものだと言えたノロティだからこそ今回の戦いを終わらせたのだよな。
世界の姫君であり続けたノロティの強さがカッコイイと思えるし、エンリケのように馬鹿だよとも思ってしまう。
それにエンリケに旅行に誘って欲しそうにしているノロティが可愛くて、でもそんな姿はもう見れなくて。
エンリケノロティの遺志を継ぐ姿も悲しくて。


本編のほうも悲惨な状況だよな。
これからどう進むのかもわからないし。
まだ折り返し地点らしいので、これからも長く楽しめそうです。