天空のアルカミレスⅣ カストラの虜囚

あっさりしてるなというのが一番の印象。
テリオンの手に落ちていた礼菜が洗脳され、敵として拓也と日向子の前に立ちはだかる!というストーリー展開だから、もっと葛藤みたいなものが3人にあっったりすると予期していたのでちょっと肩透かしな気分。
色々と切迫した状況になってほしかったな。
ドロドロな展開とか、修羅場的展開に発展もちょっと期待してたし。
洗脳の手順が記憶の完全な封じ込めだったから、この展開はなかったのだろうけど残念。


礼菜と日向子のヒロイン対決ですけど、だいぶ決着が見えてきたような。
描写が元からちょっと偏っていたのが、完全に偏ってきたというか。
今巻はラストがアレだしなぁ。
残されたほうはどうなっちゃうのだろうと思ってしまう。


でも、「―――本当は君のことばかり考えていた。」とか好きだなぁ。
思いが詰まっている。
応援したくなる。


なんか慌しいなと思っていたら、次が最終巻なのですね…
もっとじっくり読みたいなぁと思ってしまいます。