SHI-NO ‐シノ‐愛の証明

既刊中では一番良かったかな。
今までのなかで一番ミステリ度数が高いとのことだけど、その方針でいいと思う。
折角のミステリー文庫(名ばかりだけど)なのだし、別にLOVE!に特化しなくても。
まぁ、ラヴ度も今まで一番高いと感じさせる部分もありましたが。

ミステリ部分に関しては、普通にミスリードさせられました。
僕が単純すぎるだけなのでしょうか…
でも、物語を楽しめたので良いことなのだと思うことにします。

また、いつも以上に「僕」と志乃ともに相手のことを思って行動していたのでラヴ度が高めに感じました。
特に、志乃が具体的な言動に表す場面がいつもより多かったような気がする。

今巻でデッドエンドコンプレックス編はラストとのこと。
生と死の観念みたいなことを今までどおり色々と書いているのだけど、決着のつけ方としては、とても単純な結論に。
僕としてはそのとおりだと思うし、いいのでは。

ただ、真白の出番がほとんど無い点がな。
色々とかき乱してくれるのかなと思っていたのだけど。
次巻以降に期待するしかないのかな。

ラヴ度が高めとか書いたけど、小学生ヒロインなんだよね…