れじみる。

れじみる。 (電撃文庫)

れじみる。 (電撃文庫)


レジンキャストミルク」の短編集。
本編からほのぼの分を抽出したものだけど、面白かった。
本編を続けて読むと、いろいろと鬱になるのだけどコレだけ読む分に安心して読めます。


電撃hp連載分は既読なのですが、それでも「ドキドキ☆お弁当WARS」にはニヤニヤが止められない。
蜜の料理シーンは反則です。
挿絵の効果も相まって面白すぎる。
ほかの短編もほのぼのしていながらも、ラストはしっとりした感じでしめていたりと楽しめます。


書き下ろしはオープニングとエンディング、理緒に焦点を当てた「夏祭りセンチメンタル」。
理緒については今まであまり描かれていないような気がするので、普段とは違う一面が見れて良かった。
また、オープニングとエンディングの対比から硝子の成長が見れるのは嬉しいながらもクライマックスに迫っているということを感じさせて残念な気持ちも。
本編の次巻は冬から春にかけてのことなのですが、凄く楽しみ。


おまけ要素として、電撃hpに載った紹介マンガとかが収録されていて嬉しかったり。
ちびキャラクターが可愛かったり。
それと、絵師さんが原案協力しているおかげなのか挿絵の選択が素晴らしいなと思う。
特にオープニングとエンディングの対比が凄く良い。