美少女を嫌いなこれだけの理由


美少女を嫌いなこれだけの理由

美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫)

  • 作者: 遠藤 浅蜊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • メディア: 文庫
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    bk1

献本でいただいた作品の感想です。
基本的にポジティブ意見の作品のみ感想を書くようにしているので、正直言って書きにくい。


タイトルからラブコメとばっかり思ったのですが、変な日常を描いた作品でした。
内容としては、ちょっと物語が淡白かなと思ってしまいます。
主人公の言動が淡々としていて印象も薄く、起伏を感じないなと。
個人的に、自ら動く主人公が好きなもので。
最後の面接では展開的に盛り上がるものもあるのですが、そこまで読み進めるのがどうも。


ストーリーよりも「美少女」という存在がちょっと良くわからなくて、そっちが気になってしまったのもあるかな。
生物学的な点は読み進めるうちにわかるのですが、社会的なものがひっかかって。
人類誕生時から存在するみたいですが、そんな風に感じられないというか。
最近現れたと言われたほうが納得できるような。
属性とかもそうですし。
それとも、そういうことを深く考えちゃいけないのか。


深く考えずに変わった日常を楽しむという作品としてなら楽しめるのかなと思います。