社会的には死んでも君を!


社会的には死んでも君を!

社会的には死んでも君を! (MF文庫J)

面白かったです。
主人公と個性的なヒロインたちとのかけあいがとても楽しいです。
デレ過剰な佳乃の重たいまでの暴走に、鈴音のしっかりしていながらもお茶目なボケはもちろんのこと、
主人公の小気味よいつっこみが冴えてたのが良かったです。
かなり笑わせてもらいました。


ただ、ストーリー全般としては物足りなさも。
幽霊である香月とのやりとりには切なさのある場面もあったのですが、ちょっとあっさりに感じてしまいました。
視点が急に切り替わったり混在したりというのもあって、圧縮されているように感じてしまったのですよね。
照れたりする香月が可愛かっただけに、盛り上げて欲しかったなと。


ブコメ現象だったり、香月の正体だったりと色々と謎が残っているのでそれらの解決は続きに期待すればよいのかな。
楽しみにしたいです。