戦場のエミリー 鉄球姫エミリー第四幕

面白かったです。
熱いストーリー展開に心躍りました。


前巻の衝撃のラストの一言が描かれる形で始まった物語に軽く鬱に。
希望に満ち溢れていたガスパールが一転して絶望に追い込まれる様子は、無念さが伝わってきて辛い。
ストーリー展開としては面白いと間違いなく言えてしまうのも。


同じく希望を見出していたエミリーが再び打ちのめされた姿には、悲しみが満ち溢れていましたね。
自分の立場故に何度も親しい人を失う悲惨さは、想像を絶することなのだろうと。
そして、降りかかった悲劇と自分の無力さに打ちひしがれながらも、戦場に旅立つグレンは成長したなと思わされたり。
大切な人のために出来る最善を尽くそうという姿は良いです。
エミリーという存在がグレンにとって本当に大きなものになっているのだとも思いました。


戦場のシーンに関しては、グレン強いなーと。
ミーネは恐ろしいなーと。
そして、グレンのピンチに颯爽と現れるエミリーは格好よかったです。
エミリーはこうでなくては思わされました。
それに、エミリーにとってもグレンが大切な人物になっているというのが見られて良かったです。


ストーリー的にはまだまだ予断の許さない状況で、この先2人がどう立ち向かっていくのかが凄く楽しみです。
半島派とかどうなるのだろみたいな興味もありますし。
次巻に期待です。