陰からマモル!⑪ うらしまゆーな

最終巻と思いきや、あと1冊あるようで。
ということで、ゆうなと前巻で活躍した愛里を除いた3人のヒロインにスポットを当てた短編集といったところでしょうか。


正直、この巻はどうなのだろうという思いが。
個々の作品自体がダメというわけではないです。
褒め言葉として、いつもどおりな感じです。
ほのぼのしていて、くだらなくて、気を張らずに楽しむことが出来ました。


ただ、最終巻の1つ前の巻だということが頭にあると微妙に楽しめないものが。
ラストではマモルとゆうなの関係にそれなりにはっきりとした決着がつくことを期待していたのですね。
それが、今巻を読むと他のヒロインのことを考えてしまい、そのようなラストが楽しめなくなりそうで。
グダグダな感じで終わったほうが良いかなと思えてしまうのですね。
特に椿の短編での、あの独白が効いているかな。
あそこまで素直に口にするとは思っていなかったもので。


本当にラストに何を求めて良いのかわからなくなってしまいました。