紅 〜醜悪祭〜(上)


紅〜醜悪祭〜(上)

紅?醜悪祭 上 (集英社スーパーダッシュ文庫 か 9-6)

  • 作者: 片山 憲太郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫
  • Amazonbk1

待ってました。
そして、面白かった〜。


上下巻分冊の上巻ということで、日常を描いたシーンのほうが多かったかな。
その日常を描いたシーンも好きなのですよね。
なんといっても、キャラクターのやりとりが好き。
他愛も無い会話で楽しめるって良いです。
真九郎が紫らに翻弄される様というのも楽しいですし。
今巻は銀子との絡みが多めかなという印象。
銀子との会話は親しいがゆえの遠慮の無さという部分が良いのですが、真九郎
の冗談はちょっとなぁと思ってしまう面も。
銀子は冷静に受け答えしていますが、なんか酷いよなと。
真九郎の幸せになってはいけないという強迫観念が取り除かれれば他のキャラクターとも関係も含めて変わってくるのでしょうが、その過程およびその先にあるのは1つに絞られてしまうような。


柔沢紅香の死、瀬川静乃の姉の失踪といった事件部分に関してはまだ始まったばかりで、これからどうなるのかが楽しみといった感じかな。
続きが凄く気になる終わり方ですし。
下巻はいつになるかわからないですが楽しみに待ちたいと思います。


電波的な彼女」とのつながりが見れたのはやはり嬉しかったですね。
繋がりとしてはこういった共通のアイテムの登場といったもので楽しめますし、充分かなと。
あれの"発想はメチャクチャ"てどういうことなのかな。
気になる。
それと、随分と危ない環境だったのだなと改めて思ったり。


アニメのほうはどうなることやら。
好きな作品だけに不安のほうが大きいというか。
良い作品になってくれることを期待したいです。