アスラクライン 8 真夏の夜のナイトメア


今巻もシリアスな展開ということで、僕の好みでした。


結構あっさりと加賀篝が退場になったなぁという印象。
イムリミットが先人である加賀篝に先に来ることは分かってましたが、こんな形とは思ってませんでしたね。
乗り越える相手ではなく、ありうる可能性の象徴という役割のほうが強かったのだなぁと。
加賀篝の姿を見て、智春がこれからどう考え、どう動くのか気になるなぁ。
操緒に関しては、智春が今巻では覚悟をみせてくれたので嬉しくもあるのですが、その先にある未来にまだ希望が見えていないので不安も募るという感じ。
嵩月に関しては、不在化という不安要素が表れはじめたのですが、僕にはどうも悲観的に捉えられないという思いが。
解決策が提示されているからかなぁ。
なんかハーレム展開へ持って行くための手段のようにも思えてしまって。
それはそれでかまわないのですが、智春の心がもっとはっきりしない限りにはなんとも言えないかと。
個人的に、操緒が不幸になる展開だけは勘弁して欲しいです。
そんな展開無いだろうなぁと思っているのですが、それをやられたらほんとつらいなぁ。


一巡目の世界の話に関してもちょっとずつ明らかになってますけど、まだ分からない点が多いよ。
ということで、これからの展開に期待です。