陰陽ノ京 巻の四


陰陽ノ京

陰陽ノ京〈巻の4〉 (電撃文庫)


切なすぎます。
清良への蓮の想いがもう…
泣けてきました。


巻の三の興奮のままに読み始めたのですが、一気にしぼんでしまいました。
時継との関係をからかわれる保胤の様子とか読んでいてニヤニヤさせてもらったのですが、蓮の想いが明らかになったあたりから別の興奮が溢れてきて。
生きてきた証を、想いを残そうとする蓮にこみあげてくるものがありました。
そして、その想いにこたえながらも諭す清良の姿にも…
本当に切ない。
あのラストから幸せな未来を想像するのは全然問題ないですよね。


蓮を一時的に蘇らせた光榮もなんだかんだで優しいやつなのだなと思いました。
事の次第に気づいた後は自分の手でけりをつけようとするし。
それでも、こんな出来事を生み出してしまったのはどうなんだとも思ってしまう。
一方、蓮の想いが伝わったということを考えると良かったのかなとも思う。


切なくて、泣けてきて。
でも、今巻が一番好き。