ゆらゆらと揺れる海の彼方⑦


ゆらゆらと揺れる海の彼方⑦

ゆらゆらと揺れる海の彼方⑦


<七皇戦争編>ということでシグルトが帝国を築くまでのストーリー。
ということで、ラシードもジュラも出てきません。
ただ、ノウラは…。
外伝を出している余裕あるのかな、などとも思ってしまうのですが。
それに、前巻のラストが非常に気になる終わり方してるくせに。
上下巻構成とのことなので、本筋に戻るのは早くて次次巻ですね。


今巻はいつも以上に淡々とした雰囲気でした。
なんというか解説が続くみたいな。
回想から始まっているせいかもしれませんけど。


あと戦争シーンで、過去ということからか派手な海獣は出てこなかったような。
海獣で一発逆転とか無かったですし。
ただ、15年程度で海獣の改良が進むのかなぁという疑問も。


巻頭の『ゆらゆら講座』にもあるようにエレオノーラの出番が多かったですね。
元気なエレオノーラに違和感を感じてしまいますけど、過去編だからこそ見れるのですよね。
逆に出番の少なかったエミリアが今後どのように絡んでくるのかも楽しみ。


個人的に楽しみにしている『ゆらゆら講座』も良かったのですが、今回は『あとがきに代えて』が素晴らしかった。
すいません、本文よりコッチほうが印象に残ってしまいました…
次も期待してます。


今巻は前述のように淡々として、暗い雰囲気が漂っていたような。
ジュラが出てこないからかなぁ。
楽しめたのですが、そこらへんが気になりました。