ボクのセカイをまもるヒトex

ボクのセカイをまもるヒトex (電撃文庫)

ボクのセカイをまもるヒトex (電撃文庫)


長編よりも、短編のほうが好きかも。
訳の分からないキャラクターがちょっと意味深なことをするのが長編、訳の分からないキャラクターが訳の分からないことをするのが短編みたいなイメージがある。
訳の分からないことしてくれているほうが面白い。
短編の行動にも意味はあるのかもしれませんけど。


また、短編ということで長編ではあまり触れられないキャラクターにスポットが当たっているのだけど、千夏ってこんなキャラだったっけ。
いい感じです。
石丸は存在を忘れていました。
挿絵を見ても新キャラだと思いました。
というかあんなビジュアルだったのですね。


この物語を読んでいて気になってしまうのが「書き手」の存在。
説明が入る際に、書き手の存在というものを強く感じます。
意図的にやっていることなのでしょうが、僕はそのような文章を読むとなんか冷めてしまいます。
その書き手がこの物語の創造主のように感じられてしまうからかな。
これは創られた物語なのだと強く意識させられてしまうというか。


この書き手をどの次元で捉えるのか、見たいな事を考えれば面白く感じるのかな。
書き手=著者と採るのか、書き手もキャラクターの一人と考えるのか、みたいな。


挿絵が多いと聞いていたのだけど、ホントに多いな。
挿絵が無いライトノベルもあるというのに。
ビジュアルノベルってことなのだっけ?
あと、いつもどおりエロイですね。