助けて秋吉くん!‐関野帆乃佳の場合‐

助けて秋吉君! 関野帆乃佳の場合 (HJ文庫)

助けて秋吉君! 関野帆乃佳の場合 (HJ文庫)


表紙にプラモデルの絵を描かれたら、買わないわけには。
表紙買いなんて久しぶり、でもないか。


主人公・秋吉純の趣味がプラモデルということで表紙に描かれてたようで。
ただ、趣味といってもかなりのようで…
プラモデルを持ち歩いて、休み時間や授業中、電車内で作ったりしてるし。
僕もプラモデルが趣味ですが、さすがにコレは無いですね。
電車内でエポパテを捏ねたという知り合いはいますが、それもどうかと。
僕はニッパーと紙やすりを常時持ち歩いていたりなんかしないな。
ポケットにニッパーとか危ないし。
授業中に作っていたら音でばれるのでは?
それに、ランナーのゴミとかどうするのでしょう。
ゴミといえば、ベットの上でヤスリがけなんてしたら削りかすで汚れちゃうよ。


などと色々と言いたいことはあるのですが、なんといっても次のことが一番でしょう。


「軌道戦史グレンダム」のプラモデル、グレプラ


ではなくて、


大手玩具メーカーBANZAI


という一言。
マジですか?
BANZAIって…
完全につぼに入りましたよ。
バンザイマークが頭に浮かびました。


HJ文庫だからこんな設定入れてきたのですかね。
プラモデル趣味という設定は、HJ文庫だから入れたみたいな感じがしました。
著者が女子高生らしいですが、プラモデル作ったことあるのだろうか?
正直、プラモデル趣味の設定は必要なかったのではないかと。
清水マリコ著の「侵略する少女と嘘の庭」のように、ストーリーに深く関わるわけではないし。
まぁ、プラモデルをストーリーに深く関わらせるなんて普通は考えないよな。


ストーリーに関しては、微妙。
つまらないわけではないのですが、展開が読めちゃうよ。


あと、最後の帆乃佳の勘違いの部分がなんだかなぁ。
なんと言ったらいいのかわからないが、う〜んという感じ。
納得いかないというか…


ただ、ほのか(霊)は可愛いな。